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生徒の合格体験記 受験の微・積: 2013年5月アーカイブ
2013年度合格体験記 古野肇さん(2009年泰星高校卒)
杏林大学(医)合格
私は高校時代、クラブ活動中心の学校生活を送り、学業がおろそかになっていました。テスト対策もほとんどしないに等しい状態で、多少行ったとしても、好きな科目ばかり。その結果、出来ない科目は出来ないままに高校を卒業。それと同時に浪人へと突入してしまいました。
私は最終的に5浪もしてしまったのですが、最初の2年間はとても浪人生とは言えない生活を送っていました。自分の実力が足りないため、予備校の講義についていけず、講義中はボーっとしていて、先生のありがたい言葉も右から左。講義終了後も残って自習ということもあまりなく、家でゴロゴロしていました。そんな中、3浪目が確定したとき、『受験の微・積』を友人から紹介してもらいました。このころの自分の学力はまだまだ不十分で、医学部には到底引っかからないものでした。
『受験の微・積』には、3浪目から3年間通うことになりました。
1年目(3浪目)は、自分の弱点科目である数学(高橋俊介先生)と、中途半端に得意科目であった物理(中谷朗先生)を習いました。数学は先生オリジナルのプリントを演習、物理は市販の問題集をあらかじめ解いておき、理解できなかった問題の解説をして頂きました。また予備校(駿台福岡校)の授業で分からなかった箇所の質問などにも快く対応して下さり、予備校のサポートという特色も色濃かったです。その結果、物理は確実な得意科目となり、数学も大幅に改善しました。この年に、初めて医学部の一次試験を突破しましたが、それでも総合的な実力という点で医学部に合格することはできませんでした。
4浪目では、このままではいけないと心に強く思い、北九州予備校熊本校の寮に入ることにしました。大変厳しい予備校で且つ移動距離もあり、頻繁に『受験の微・積』に通うことは難しかったのですが、2週間に一回程度、苦手である英語(三角耕一郎先生)を習いました。これまで英語を雰囲気やその場のノリで読んできた自分にとって、文法を重視した読解方法は目から鱗が出るような思いで、驚きの連続でした。また、英語長文の設問の解法なども初めて聴いたときは難しく感じていたのですが、演習を繰り返すうちにだんだん出来るようになり、英語の偏差値もぐんと伸びました。この年の大学入試センター試験では、自分にとって奇跡のような点数をたたき出したのですが、二次力(記述力)不足から二次試験で逆転されてしまい、残念ながら5浪目が確定しました。
5浪目は、この年が自分にとってのラストイヤーだと心に決めて臨みました。「これで今年落ちたら、もう自分には医学部は無理だろう」と思えていたからです。両親には「朝は予備校(河合塾福岡校)が開くと同時に入り、予備校が閉まる時間まで自習する」という条件のもと自宅通いを承諾してもらい、同時に『受験の微・積』の個別授業も受けさせてもらいました。この年に受けた授業は、数学(五藤勝己先生)と英語です。数学の授業内容は講師オリジナルテストを前以て解いてきて、授業中に解答・解説をして頂くという実戦演習でした。テストのレベル(質・難易度)がとても高いのでかなり苦労しましたが、大抵の数学の問題に対応できるようになり、怖いものはなくなりました。ただこの年の大学入試センター試験では、数学ⅠAと国語で大コケしてしまい、国立大学に合格することはできませんでした。しかし、私立大学では第一志望であった「杏林大学医学部」に合格することが出来ました。
このようにして、私の浪人生活は幕を閉じました。長い間浪人をして分かったことは、「一部の人を除いて志望校に合格している人は、それに見合った努力をしている。」ということでした。自分は凡人なので、やはりそれなりの努力をしないと目標には届かなかったと思います。試験の前に胸を張って挑めるような勉強をやった人なら、きっと結果はついてきます。頑張ってください。
とはいえ、自分との戦いとは辛いものです。実際に私も、昨年の受験において、途中で何度も心が折れそうになった時がありました。そのような時に『受験の微・積』の先生方はもちろん、スタッフの方々や予備校仲間(ほとんどは年下でしたが...)に支えてもらえたので、なんとか折れることなく頑張ることが出来ました。これからも、この経験を活かして頑張っていきます。本当にありがとうございました。